気を遣う日常がまだまだ続いていますが、

皆さんのストレス発散法は何ですか?

 

最近私は運動不足解消のためによく歩くように心がけてるんですが、

これがめちゃくちゃ良いストレス発散になっていることに気づきました。

主人と2人で色んな話をしながら、時間の許す限りドンドン歩いていって、

コンビニのコーヒーでひと休憩してから、またドンドンと帰ります。

ちょっと疲れたなぁと思う日こそグルグル歩き回っていると、

なんだか元気が戻ってくる感じです。

さらには季節の移ろいも肌で感じることができ、心も体もリフレッシュされています。

我が家の近所に紅葉で有名な平林寺があり、贅沢なお散歩を楽しんだ日もありました。 

 

そもそも適度な運動がストレス発散になるというのは、よく言われていることですね。

一方で、過度の運動が身体を壊してしまうということもあったりします。

 

お口の話で言うと。

良く咬むことはストレス発散になりますが、

強い咬みしめが長時間続くと、顎や歯が痛くなってしまうことがあります。

 

例えば、寝ている間の歯ぎしり。

大きい音はしなくても、睡眠中に咬みしめる動作というのは誰もがやっているんだそうです。

そういえば、寝ている子供が時折モグモグするのって、見かけたことありますよね。

睡眠中の咬みしめが1時間に4回以上だと「スリープブラキシズム」と呼ばれるんですが、

それが原因で歯や顎が痛くなったりかぶせ物が壊れたりしてくると、いよいよ問題となります。

 

そもそもスリープブラキシズムは、ぐっすり深い眠りの時には起こらない現象です。

睡眠が浅くならないように、タバコやアルコール、睡眠不足や騒音には注意が必要です。

 

また、矯正治療中の患者様は、歯の位置が日々変化していきます。

もともと歯ぎしりがあった方が、歯の位置が変わって癖が出にくくなったり、

反対に、歯並びが治ってよく咬めるようになると、食いしばるようになってしまったという方もいらっしゃいます。

 

そもそも、「食事を咬む時」と「飲み込む瞬間」と「イ行などの発音時」以外は、

上下の歯は触れてないということをご存知でしょうか?

 

安静時の正しい「お口の姿勢」というのは、

*唇は、力が入らずにそっと閉じられている状態

*上下の歯は、2mmくらい離れた状態

*舌は、上顎に吸い付いていて、口の中は弱い陰圧の状態

です。

 

なんでもない時に上下の歯が触れていたら、

それだけで「食いしばっている」部類に入ってしまうんですね〜

 

以上をまとめますと。

食いしばりや歯ぎしりは、実は誰にでもよく起こっていること。

ですからそれ自体で悩む必要はないんですが、

歯が痛くなったり、顎が疲れたり、大きな音で家族に指摘されてしまう場合は、

やっぱり改善できると良いですね。

 

そこで。

ご自身でできる簡単な方法をアドバイスいたしますので、参考にされてください。

 

ひとつめ。【湯船で開口ストレッチ】です。

口を閉じる時に、収縮する筋肉と弛緩する筋肉とがあるんですが、

口を開く時は、収縮と弛緩が逆になります。

つまり咬む癖が強い人は、口を開くための筋肉が衰えていると言えます。

口を開くための筋肉を1日1回くらいはしっかり収縮させ、

口を閉じるための筋肉も1日1回くらいはしっかり弛緩させましょう。

【お風呂で湯船に入ってリラックスしている時に、

5秒くらいかけて、ゆっくり最大限まで口を開いてください。

そして5秒くらい開いたままキープしたら、5秒くらいかけてゆっくり閉じましょう。

5秒くらい休んだら、これを繰り返します。これを全部で3回繰り返してください。】

1日のうちで思いっきり口をあけることって、なかなかないですよね。

ぐぅーっとストレッチすると、気持ちが良いものです。

ただし筋肉のストレッチは、体が温まったタイミングで行わないと痛めることがあります。

最初から痛みがある場合は、無理して行わないでくださいね。

 

ふたつめ。【正しいお口の姿勢をとる】こと。

例えば、背筋を伸ばした綺麗な姿勢は、姿勢の悪い人からすると決して楽ではありません。

でも常日頃から姿勢が綺麗な人にとっては、意識しなくても当たり前にできるものですよね。

お口の姿勢も、自然と正しい人もいれば、意識しないと保てない人もいます。

歯が出ていて唇が閉じれないなど、歯並びを直さないと良い姿勢がとりづらい方は、

矯正治療が進むと簡単にできるようになります。

逆に、歯並びが治ったのに悪い姿勢の癖が続いていると、歯並びが崩れやすくなります。

【 安静時の正しい「お口の姿勢」とは、

*唇は、力が入らずにそっと閉じられている状態

*上下の歯は、少しだけ離れた状態

*舌は上顎に吸い付いていて、口の中は弱い陰圧の状態 】

矯正治療をしていない人も、矯正治療中の人も、矯正治療が終わった人も、

常日頃からお口の正しい姿勢を心がけましょう。

 

さらに説明すると。

背筋の伸びた正しい姿勢をとると、お口の中も正しい姿勢がとりやすくなります。

肩甲骨を寄せるつもりで背筋を伸ばし、前向きな気持ちで顔を上げてみましょう!

ほら!!自然と食いしばらなくなりませんか???

 

他にも細かくアドバイスできることもありますよ。

ぜひお気軽に斎藤までおたずねください!