筋機能療法とは

日常生活において夢中になってテレビを見たりゲームをしているときにぽか~んと口をあけて上下の歯から舌が出てたり飲み込むときに舌を突き出し歯を押し出すような動きをすることがあります。これを舌癖といいます。 舌癖のある人はいつも舌が口の中で低い位置にあり歯を押しています。そして飲み込むときにさらに強い力で歯を押し出します。その唇やほほの筋肉は弱く、特にいつも口をあけてる人は外側から歯を押さえる力がありません。 私たちは1日600~2000回無意識に飲み込む動作(嚥下)をしています。舌癖のある人は飲みこむたびに舌で歯を押していることになります。そのため出っ歯になったり歯と歯の間に隙間が開いたり、上下の歯がかみ合わなくなります。また話をするときに舌たらずな発音になることがあります。また、舌癖のある人は口呼吸をしてることが多いです。 このような舌癖を治して正しい飲み込みや鼻呼吸を導くのが、筋機能療法(MFT)と呼ばれるトレーニングです。
トレーニング風景 このテキストを使ってトレーニングします

トレーニングの進め方

トレーニングはテキストに沿って2~3週間に1度の間隔で行います。 クリニックで教わったことを毎日5分~10分間練習してください。 約6ヶ月を予定していますが年齢や協力によって内容や期間は異なることがあります。 当医院では筋機能療法の専門教育を受けた歯科衛生士によってトレーニングを行っております。 トレーニング術前・術後 さらに、MFT講習会にも参加し、技術向上に努めています。
MFT講習会に参加したときの写真です。 (右下)Julie Zickefoose夫人 (左上)衛生士 山下
MFT講習会に参加したときの写真