歯科用CTを導入(歯科医院での導入率約2%)
当院では、コンピュータ断層撮影(Computed Tomography、略:CT)機械を完備しています。 レントゲン撮影では2次元の情報しか得ることができませんが、CT撮影をすることで3次元の情報を得ることができます。 導入率は2%未満と言われていますが、安全安心の矯正治療を提供するにあたり、CT撮影(検査)は不可欠の検査であると当院は認識しています。
体に負担の少ないCT診断
歯科専用に開発されたCTですので、医科用CTと比べて、撮影時間は短時間で済みます。
被曝量も10分の1程度に抑えることができます。
3次元の圧倒的な情報量が、診断力を高めます
*レントゲン撮影では、歯茎の中に隠れた歯や骨の状態を把握することができます。
歯列矯正治療とCT診断
- 埋伏歯
- 歯茎の中に埋まっている歯を埋伏歯といいます。歯並びを整えるために、歯茎を開窓(歯肉を除去して埋まっている歯を露出させる)し、埋伏歯を牽引(引っ張り出す)する治療を行うことがあります。この際、安全に治療を進めるにあたりCT診断が必要になります。 また、お子さんの矯正治療の場合、これから生えてくる永久歯(歯茎の中に埋まっている歯)の情報を正確に把握することができますので、的確な矯正治療ができます。
- 骨(歯槽骨)
- 歯周病が進行している方の場合、骨が少なくなっていることがあります。歯並びを整えるために歯を動かしますが、これは、骨(歯槽骨)の代謝機能を利用しています。つまり、CTにより骨や歯槽骨の状態が正確に計測できますので、歯の移動の限界が予測でき安全な治療ができます。
- 親知らず
- 親知らずが、歯並び全体に対して影響があるのか、また、将来的に抜く必要があるのかなど矯正治療前にしっかりと把握し、治療計画を立てないといけません。
- 歯根
- 歯根が短いと矯正治療を行うことはできません。歯根の長さが、どのくらいなのか?レントゲンでは正確に把握できませんのでCT検査が必要です。
- 顎関節症、顎変形症
- 顎の関節の骨や関節円板(関節のクッション)の位置や形態の異常が疑われるとき、CT撮影をして確認します。
- 顎
- 非抜歯矯正治療を行う場合、顎を広げるという方法を用いることがあります。 顎の幅や奥行などを把握するのに必須です。
「歯科医院関係者の皆さまへ CT撮影を承ります」
当院では、歯科医院からの依頼により、歯科治療(根管治療、インプラント、歯周病、親知らずの抜歯など)ためのCT撮影を承っています。 詳しくは、当院までお気軽にお問い合わせください。費用10000円~。