マウスピース矯正によるトラブルが増えています
トラブル例1
2023年、マウスピース矯正を使った投資詐欺(ポンジスキーム)が起きました。「実質無料で矯正治療が受けられるモニター募集します」という広告でたくさんの患者さんを集め、多くの被害者が出ました。
トラブル例2
DIY矯正(Do It Yourself矯正)と呼ばれる歯科医師を介さないマウスピース矯正、粗悪なマウスピースを使った矯正、そして、精密検査を行わずに立てられた治療計画による矯正などを受診してしまい、結果、矯正治療が失敗に終わってしまったという方が増えています。
当院にも、“やり直し”矯正治療を希望される方の問い合わせが多く寄せられます
他医院で「マウスピース矯正をしたけど思い通り治らなかったので、何とかして欲しい。」という問い合わせが多く寄せられます。
ほとんどのケースで再治療は可能です。しかしながら、今までの治療で思い通りの結果が得られなかった原因を、慎重に検討する必要があります。つまり治療計画を立て直すことになりますので、引っ越しなどで他院の治療を引き継ぐ継続治療には当たりません。治療費も全額必要となってきますので、ご了承ください。
これからマウスピース矯正を始めたい方へのアドバイス
費用について
少しでも安く治療を受けたいと思うのは当然です。しかし、相場よりも明らかに安すぎる場合は注意が必要です。
実績について
マウスピース矯正に関する実績(経験年数や症例数)、矯正治療に関する実績を確認することでトラブル回避につながります。
後戻りについて
矯正治療は、治療後の長期安定まで考慮した治療計画を立てなければいけません。「短期間で治療が終わる」などという広告を目にすることもありますが、安心できるアフターフォローがないのかもしれません。
後戻りの可能性、リスクについてもきちんと説明してくれる歯科医院、後戻りしたときの保証などをしてくれる歯科医院での治療がおすすめです。